VR電子書籍-KAKOMU VR

Graphics, Coding

本制作で筆者は「O p e n C a r o u s e l T e x t B o x S e t( O C T B S ) 」というコンセプトを提案した。O C T B S とは、書籍の各章と単独的なテキストボックスを対応させ、ユーザーを囲む円柱形成し、書籍や長文のテキスト全体を同時に表示する手法である。コントローラによって，水平方向に回転させたり，各テキストボックスを上下にスライドさせたりすることができる．各テキストボックスの幅は固定されているが、高さは文字数によって無限に拡張する。読者は下を見ると「文字の深淵」にいるような気がする。　

既存の読書では、主に眼球運動や頸部、両手、上肢などの体の動きで、目の前のコンテンツを切り替える。例えば、「両手と上肢でページをめくる」、「手で本を押したり持ったりする」、「頸部で前方に倒れる頭部を支える」などである。O C T B S では、従来の読書と比較して、頸部や上肢が完全に解放され、ほとんどの場合、V R コントローラのボタンを指で操作するだけで、読書ができるようになる。そして、読者の姿勢に合わせて角度を調整できるので、読書の自由度がさらに広がる。

Designer 　　 孫　テツ

2022年