Sound Art Work「DRIPPING×III」
- ZHE SUN

- 2021年10月24日
- 讀畢需時 1 分鐘






「DRIPPING×III」は、異なる方向、頻度と高度で滴下する水滴が回転する3台のスリットドラム当たる音と光が組み合わさった、[Raw Rhythm(生のリズム)]を運ぶインスタレーション。筑波大学芸術系学生の孫テツ(M2)、菊池莉歩(B2)、橋本凌(B2)が初めて作ったサウンドアート作品である。彼らは、授業の「はこぶ」という課題のテーマと人間の感情を結びつけて考えてみた。音色には、日本庭園にある水琴窟の音と似ているスリットドラムを選択し、目まぐるしい現代生活やコロナ禍による不安や疲労を癒すことを意図する。[Raw Rhythm(生のリズム)]とは、作為がなく、ありのままであるリズム。水滴が滴下する頻度は、作者が素手でチューブをワイヤーで絞めることで調節しており、精密にコントロールすることができないため、実際に聞こえる音は展示されるたびに変化する。 そして、3つの部分の微妙な頻度の差や時間差からこそ、その組み合わせによるリズムは理論的に全く繰り返されない。この「生(なま)のリズム」は、新たな体験を探究する同時に、人生のリズムや生活のリズムに対する微妙なメタファーでもある。
Designer 孫 テツ
2021年




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